三鷹市山本有三記念館

太宰治、森鴎外、国木田独歩など豊かな自然をたたえる武蔵野は数多くの文人を魅了してきた。『女の一生』『路傍の石』などで知られる、大正・昭和期の作家・山本有三もそんなひとり。彼が武蔵野の地に住んでいた1936年(昭和11)から46年(昭和21)の間に、この邸宅から生み出された名作は数多い。
児童教育に多大なる関心を持っていた有三は、昭和31年にこの貴重な邸宅を児童育成のために東京都に寄贈。有三の意思を生かして、昭和33年に都立「有三青少年文庫」が開設され、文庫の貸出などが行われてきた。平成8年からは有三の業績を讃える「三鷹市山本有三記念館」として生まれ変わった。
三鷹市の文化財に指定されている邸宅は大正末期の本格的な洋風建築。有三の遺品の展示のほか、彼についての資料の閲覧、児童図書の閲覧や借用などができる。内装の妙など見どころも多く、気品ある応接間や、個性的な意匠の暖炉、美しい装飾が施された壁やドアは一見の価値あり。あでやかな大正ロマンを感じさせる記念館だ。

南側には有三記念公園が隣接しており、館内を見終わったら、整備された庭園を散策するのもいいだろう。
三鷹市山本有三記念館
所在地:東京都三鷹市下連雀2-12-27
電話番号:0422-42-6233
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜(祝日の場合はその翌日と翌々日)休
入館料:一般300円 団体200円(20人以上)
http://mitaka.jpn.org/yuzo/
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